Future is mine

Future is mine

もうひとつのFRONTIER

今 向風に立ち向かう強さください
二度と逃げ出さぬように
いつも待っていた声がもう届かなくても
ぬくもりが消えても

切ない、虚しい、苦しい
複雑な感情を払って
ためらいも遠くへ蹴散らして
次に踏み出す一歩がまだ知らない自分との
巡り逢いのスタートと信じて...

胸に詰まる過去と別れ
今までの全てを思い出と化す、そして
もう迷いはない もう戻れない
もうひとつのFRONTIERを行こう...

たとえば明日がこの地球(ほし)の最期だとしたら
誰を求めるのだろう?
たとえば次が最後の言葉だとしたら
何を叫ぶだろう?

誰もが一度は持っていた叶うはずのないあの夢が
遠くで今も手招きする
忘れたいのはそこにある弱々しい自分自身
強い大人になるステップを探して...

胸を叩く孤独を抑え
立ち止まりついた長すぎるため息を越え
涙流した 寒い夜を越え
もうひとつのFRONTIERを行こう...

青白い夜明けに吸い込んだ
過去への後悔 未来への雑念
飛び出した 無色の心で
すれ違いの交差点

月は沈み 太陽は昇る
映し出された影を背に一つ深呼吸する
さぁ踏み出そう、そして加速しよう
今こそ向風に立ち向かう強さをこの手にください
もう逃げ出さぬように
もうひとつのFRONTIERを信じ行こう...

ゴールなどないFRONTIER...


<コメント>
Molice109作目。
the brilliant greenの名曲「There will be love there~愛のある場所~」に乗せて書いた作品です。
「There~」には遠く及びませんが、随所に印象的なフレーズが入った味わい深い作品になったと思います。
一方でもっともっと進化の余地が多く残された感じでもあります。
友人との会話の中でふと生まれた言葉から書き始めた作品で、その言葉がそのままタイトルになっています。
自分に秘められた可能性を求めていこうとする力のこもったメッセージソングですね。


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